アイロン

2020年09月26日

保証書には昭和52年6月10日の記載があります。学生の頃に秋葉原の電気店で購入したものです。
ネットなどない時代ですので、お店で他のアイロンと見比べて、ベストと思って決めました。
大切に使い、使い終わるとオリジナルの紙箱にしまっていましたので、、毎回コードの同じ箇所が曲がって、ついにコードを巻いている布カバーに穴が開きました。
それでも使い続けていたのですが、さすがに何とかしなくてはと思うようになって、
アイロン自体の性能は全く問題ないので、コードだけ替えられないかと考えました。
古いものなので、ほとんど不可能とも思いましたが、ダメモトで製造元の日本フィリップスに
電話をしてみました。
答えは予測し得たことではあったのです。もちろん、部品は今はなくコードの取り替えは不可、その上危険なので使わないようにとのお達し、さらに出来れば製造元へ送り返して欲しいと言われました。事故があった時の責任を免れたいのでしょう。
一旦は断ったのですが、線がむき出しになっているのを見た家族からいかにも危ないと言われて
新しいアイロンを買うことにしました。
このフィリップスのアイロンは、依頼通りに製造元の日本フィリップスに送り返すことにしました。
長い間愛用して来たアイロン、子どもたちのリュックを作ったり、エプロンを作ったり、さまざまなシーンでよく働いてくれまさした。「お家」に帰って、ゆっくり休んでね。
ちなみに、フィリップスはオランダのメーカー、今はアイロンはつくっていないそうです。

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