糸紡ぎ

2023年07月23日

思うに時代が進むにつれて、自分でする事が少なくなってきているような気がします。
昔は生活のほとんどの部分を自分でやっていたけど、職業の細分化が進んで
プロに任せる事が多くなりました。
通信も流通も発達したおかげで、例えばネットで欲しいものを探して「ポチ」
すれば、次の日には運送屋さんのトラックが自宅に届けてくれる時代。
結婚式も葬儀も、はたまた介護も、すべて少し前まで家でやっていた事が
今ではほとんど業者任せ。
世の中便利になって、合理的になって、スピーディーになって
ある意味、お金さえ出せば何でも出来ちゃう昨今。
プロに頼めば、素人には出来ない技術で素晴らしく仕上げてくれるけど
こちらの希望と僅かなところで違っていたるする場合もある事がデメリット
です。
そして、プロのような完璧な出来栄えにはない失敗とか
未熟さに却って魅力を感じたりします。
そんなこんなで、いろんなことを下手なりに自分でやってみようと
思ってしまう私です。結果、うまくいくこともいかないこともありますが、
つくるその過程も楽しかったりしますよね。
で今回、無謀にも糸を紡いでみたいと思いました。
友人宅の倉庫に糸車が眠っているのを、実は知っていたのです。
思い切ってお願いして、最初は貸してもらうつもりだったのですが
なんと下さることになりました。
綿の種も蒔きました。
蒔いた綿の種は45粒なのに生えたのは10粒だけ。
アメリカ南北戦争時代の南部の綿花のプレンテーションには程遠い?
糸車だって、どうやって使うのかわかりません。メンテナンスも必要みたいです。
前途多難ですが、やってみなくちゃ始まりませんよね。
糸を紡いたら、次は機織り。機織り機がスタンバイしています。

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