縄文

2015年09月16日

アンティークのキルトが縫われた1930年代も1800年代も超えて、我が家は今、縄文に夢中です。
学校の日本史の授業では「ふうん?」と、それほど興味もなかったのに、私の中で縄文が新しい。
確か弥生時代になって、大陸から稲作が伝わると富を蓄える者が出てきた…と習いましたっけ。
そう、縄文時代は富もなく財産もなく、みんなが平等。
狩りをしたり、木の実を食べたりして暮らしていました。

だからでしょうか。縄文の壺も土偶も、それらに描かれた模様も、みんな素晴らしいのです。
心を「無」にしないと、つくれない作品なのでしょう。
やさしさの中に力強さが溢れ、暖かさの中に造形の美が宿ります。

余計なものを持たず、ただ生きるためにだけ生きていた時代。
暑さも寒さも嵐も洪水もあっただろうけど、より自然に近くより神に近かった時代。

文明という鎧に守られてひ弱になった現代人の私は、縄文に戻ることは出来ないけど、
日々の暮らしの中であれこれ反省すれば、一歩縄文に近づけるのではないかと思う今日この頃です。

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