大草原の小さな家

2019年10月15日

「大草原の小さな家」が再放送されています。
最初にテレビで放映されたのは1975年で、その後も再放送があったと記憶しています。
かつて家族の誰かが何となくその番組を見ている前を通り過ぎたことがあったのですが、
別段足を留めることもなく、一緒に見入ることもなく、つまり興味がなかったのだと思います。
それが、今回は私の心を惹きつけました。
番組は変わってないのに、変わったのは私のほうなのでしょう。
キルトに出会ったのも、大きな要因と思います。
ストーリーには素敵なキルトが度々登場します。
物が乏しかった時代、布は貴重でした。そして、端切れを寄せ集めてキルトを縫うのですが
キルトに限らず、普段身につける服から家庭の中のさまざまなものまで、
主婦は全て手作りしなくてはなりませんでした。
縫い物をしたり、料理を作ったり、(牛が手に入った時、「これでバターが作れるわ」と言って
います)は妻の仕事。家を建てたり(ログキャビン!)、畑を耕したりは夫の仕事。
それぞれが、それぞれの仕事を見事にこなして、助け合って、お互いを尊重して毎日を
暮らしています。
そして、その底辺には「信仰」が大きな役割を果たしています。
人が今より自然に近かった時代、神様にもより近かったのでしょう。
信仰なしではやっていけないほど、開拓時代の暮らしは厳しかったのだと思います。
人の力ではどうしようもない自然と向き合う時、人は神にすがるしかありません。
その信仰が家族をひとつにまとめていた、とも言えると思います。
今よりうんと不便な時代だったけど、美しい自然と愛に満ちた日常が現代を生きる私たちの
心を動かすのでしょう。

essay-daisougen

魔女イメージ
  • アンティークキルト1930年代
  • アンティークキルト1800年代
  • キルトトップ
  • ショップ紹介
  • ご注文方法
  • エッセイ