足踏みミシン

2023年04月18日

固定電話が鳴って、出た相手は兵庫県在住のKさん。
Kさんは私の地元出身で子どもの頃に暮らした家が空き家となって
近所に残っています。
法事の時などに時々やって来て、家の片付けをしているようです。
電話の要件は、「足踏みミシン、欲しい?」
「欲しいです、もちろん!」
私が幼かった頃には家に足踏みミシンがありました。
メーカーは何だったか忘れたけど、黒色の艶々の本体に赤とゴールドの
美しい模様が描かれていたのを覚えています。
当然いろいろな機能などなく、できるのは直線縫いのみ。
でも、すこぶる調子よくこれで学校の家庭科の宿題をやったり
自分で何かつくったりしたものでした。
いつの間にかなくなってしまった我が家の足踏みミシン。
きっと、進学や就職、結婚などで家を離れていた間に捨てられてしまったのでしょう。
古いものに興味を持つようになってから、足踏みミシンは私の憧れでした。
足踏みミシンを販売しているサイトをブックマーク登録して、時々見に行ったりも
していました。
それが、今回向こうから話がやって来たのです。何という幸運!
というわけで、足踏みミシンが家にやって来ました。
ただ、メンテナンスが少々必要でまだ使っていません。

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