「ザクロ」というパターン名をよく耳にします。
私はバラだと思っていたのですが、確かに蕾と思える部分はザクロの実に似ています。
葉も、バラのようではありません。
風にそよぐ、やさしい花です。斜め一直線に並んで、ダンスを踊っているようにも見えます。
しなやかな茎の曲線がエレガントです。
同じパターンを繰り返すことで、全体に動きが感じられます。
アップリケ部分にストライプのシンプルなキルティングを施すことによって、
余白部分のキルティングが引き立ちます。
その余白部分には、ほとんど全部異なるファンタスティックなキルティング模様が縫い込まれています。(1~2種類だけ重複しています)
バッククロスの写真で、その緻密なキルティングをご覧いただけます。
センターの花弁はトルコ赤、茎と葉の緑色のファブリックともに、古い年代の趣のあるキャリコです。
このキルトは同時出品のカロライナリリー QCL-442 と一緒にオレゴン州のディーラーさん
のところから来ました。
ディーラーさんは、「見たことのない、オリジナルなパターン」と言っています。
商品番号 | QFA-443 |
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商品名 | フラワーアップリケ |
価 格 | 138,000円 |
制作年代 | 1860年代 |
サイズ(約) | 254x215センチ |
ニードルワーク | ハンドアップリケ、ハンドキルティング |
バッククロス | ホワイトのコットン |
コンディション | このキルトには目につくシミがいくつかありましたので、着物を専門にクリーニングするプロのシミ抜きの職人さんにお願いして、数ヶ月かかってシミを薄くしてもらいました。バッククロスの写真にその面影をご覧いただけます。もともと、ほとんど使われていないキルトですが、お洗濯をすることでよりすっきりとしました。全体的には、とても良いコンディションの部類に入るキルトと思います。ファブリックの擦れ、破れなどはありません。エッジも傷みがなく、良い状態です。 |