エッセイ

2014年05月28日

ミシンへの思い

つい先日まで、私はオロカにもこの私のミシンが最新型のものと思っていました。
それが間違いだったと気が付いたのは、ミシンが壊れて修理に出したことがきっかけでした。
おおよそミシンなどというものに興味がなく、それほど使う機会もないし
最新のカタログやチラシも目に触れる機会なく、手芸店に展示してある機種も全く
目に止まりませんでした。
なので、新しいミシンがどんなものなのか知らなかったという言い方が正しいと思います。

ところがある時、これまで調子よく動いて来たのが、はたっと調子が悪くなりました。
いろいろ調節しても直る気配なく、いよいよ修理店への持ち込みとなりました。

修理店のおじさん
「これ、40年ぐらい前のミシンでしょ」(いえいえ、30年ぐらいです)
「もう、部品がないかもしれないよ」
「新しいの買ったら、どう。今なら消費増税前に仕入れたのがあるから、
安くしとくよ」
「そこにあるの、試してごらん。動きが軽くていいでしょ」
「外(お庭)見てごらんなさいよ。あんたのミシンより新しいのだって、
使えなくなって、お客さんから引き取ったの、そこにたくさん捨ててあるの」
「うーん、分解しないといけないからね。それだけで、1万円ぐらいかかるよ」

何と言われようと動ぜず、修理を依頼し、完治して戻って来た愛すべきミシンでした。
直したおじさんも、エライ!

essay-machine

2014年04月19日

タイプライターへの思い

こんな時代が来るとは、思っていませんでした。
活字が特別のものだった何年も前、英文タイプライターはちょっとした憧れでした。
ワープロなどというものが出来る、もっと以前のことです。
もちろん、その頃はパソコンがこれほどまでに普及するとは、考えてもいませんでした。

学校で英語を習い始めて数年たった時、札幌で冬期オリンピックが開催されました。
新聞の日本選手の活躍の報道に混じって、片隅に
「札幌オリンピックで使用したタイプライターをオリンピック終了後に学校の
英語クラブに寄贈します」という記事を見つけました。
小さな高校の小さな英語クラブ(部員が少ないため「クラブ」とは認められず
「同好会」という名前でした)の部員だった私は早速応募、そしてなんと当選してしまいました。

それは、タイプライターをつくっていた「ブラザー」の企画でした。
冬期五輪に自社の製品を提供していたようです。
当選したタイプライターが学校に送られて来ると
部員は順番にタイプライターの前に座り「F FFF…」とブラインドタッチの
練習に明け暮れました。
それが、今となってパソコンのキーボードを使うのに役に立つことになるとは、
その頃は夢にも思いませんでした。

さて、高校を卒業後短大へ進学し、英語を勉強することになった私は
自分用のポータブルのタイプライターを買うことになりました。
その頃は、イタリアのオリベッティ社のものが人気で型もスマートだったのですが、
それまでのいきさつで、ブラザーに恩義を感じていた私は、迷わずブラザー社製の
ものを求めました。

このライプライターは、海外へ手紙を書く時などに、とても活躍してくれました。
打ち間違いは当然あるのですが、一旦打った文字の取り消しは出来ませんので、
間違えた時は「ゲジケシ」と私が名付けた目の粗い消しゴムで削って、正しい文字を
打ち直しました。

かなり長い年月使いましたが、その後ワープロやパソコンなどの便利なものが
取って代わり、タイプライターは押し入れの隅で眠ることになりました。
アメリカからキルトを購入するようになってから、アメリカの古いものとの出会いの
機会があって、レミントンのタイプライターも2台ほど手に入れました。
レミントンのタイプライターは、うっとりするほど美しい姿でしたが、
やはり私のタイプライターはブラザーと、2台とも手放しました。

平成22年に、一度メンテナンスの旅に出しました。
リフレッシュして帰って来てからは、また押し入れの中。
いつまでも、私の大切なタイプライターです。

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2014年02月05日

ひな人形

ひな人形に寄せる思いは、いいものばかりではありません。
高価なものですし、贈る側の祖父母にとってはかなりの負担になることもあります。
テレビでコマーシャルしているような一般的なものではなく、
もっと簡素なもので代用してもいいと思うのですが、
友達みんなが立派なお雛様を持っていると思うと、孫にだけ不憫な思いはさせたくないと
つい無理をしてしまいます。
ひな人形って、何なんだ~?と思うこともあります。

これは、娘のお雛様。
歳月を経て、着物が色褪せてきています。
娘がお節句を迎えた時、義父は他界していましたから、義母にとってひな人形は
大きな買い物だったに違いありません。
だから、という訳ではないのですが、その頃流行だった5段飾りではなく
内裏雛と雛人形、3人官女だけのセットにしてもらいました。
娘は嫁いで、ここにいませんので、これは私の宝物となりました。

お雛様には女の子は静かにしとやかに、という教訓が込められているのよ
と聞いたことがありますが、今はパソコンの前に座ってヒトもモノも
ココロさえ動かせる時代、じっと座っているのも悪くないじゃんと思ったりしています。

essay-hina

2014年01月20日

コカコーラ

レディースホームジャーナルという雑誌の1950年3月号の1ページ。
日本は終戦の混乱の真っただ中…ということはさておいて。

コカコーラはその製品(古いガラスのボトルの曲線は、とても美しいと思います)や
販促品、コマーシャルなどにおいて、優れたアートを数々残しています。
そのコカコーラとキルトのコラボが、この広告です。
キルティングビーでウェディングリングのキルトを縫うご婦人たちとコカコーラ。
木製のボトルキャリーは1970年代頃まで日本でも見ることができました。
古い雑誌の独特のカラーは、レトロチックですね。

ずっとしまってあったのですが、思い切って額に入れて飾ってみました。

essay-cocacola

2013年12月15日

赤い実のリース

初めて、自己流でリースというものをつくってみました。
寒くなるこの時期、モノトーンの風景の中の赤い実に心惹かれるものがあります。
千両、万両、南天、ヒイラギ、などなど…。
仕事から帰る途中、ふと川岸に赤を見つけ、振り返ってみるとそれは野バラの実。
野原が殺風景になるこの季節に、赤い実は神様からのプレゼントと聞いたことがあります。

このリースは、これまで忙しさにかまけて毎日の生活をなおざりにして来た自分に
深く反省する気持ちから生まれました。
もっと暮らしを大切にしてもいいのでは?と思い直した次第。
どんなふうに過ごしたって1日は1日。
ただただ、生活に追われて終わってしまうのでは悲しすぎますよ、ね?

近くの山で採って来た山ブドウの蔓と、名前を知らない赤い実。
(材料費は、タダ)

「私のサンタクロース」の背景に掛けて、ささやかなクリスマス気分です。

 

essay-wreath

2013年11月10日

舞台裏

キルトの全体写真を撮っている場所は、バラの花用冷蔵庫の2階部分です。
バラ用の冷蔵庫は20畳ぐらいあって、とても広いので、2階もそれぐらいの
広さがあります。

以前はここで夫が趣味の絵を描いたりしていたのですが、ここ何年かは絵筆も
持たず(ひたすら、仕事?)、散らかり放題になっていました。
まさに、足の踏み場もないぐらい。
キルトの写真を撮る時には、ごちゃごちゃしたものが写らないように、背景だけを
確保して、ゴミの中に立ってカメラを構えていました。

一大決心をして、ここを片付け始めたのは一昨年のこと。
今の時期、仕事の合間を縫って、ちょっとした時間が出来るのです。
そんな切れ端の時間をかき集めて、一昨年は20年分ぐらいの仕事の書類を
(そんなものも、あったりして)、本棚1個分のファイルに整理しました。
去年は、キルトショップのリニューアルの準備に忙しく…。
今年、絵の道具や作品を整理して、やっとご覧の通りに片付きました。

また、ここからキルトの写真を発信して行きます。
これからは、足元を気にしないで写真を撮ることができますね。

essay-butaiura

2013年09月30日

ヤモリくん

暑かった夏の夜、毎日決まった時間になると窓の外へやって来たヤモリ君。
秋の訪れとともに、姿を見せなくなってしまった。
お〜い!どこへ行ったんだぁ…?
まさか、魔女の鍋で煮られてしまったなんてこと、ないよね?

essay-yamori

2013年08月03日

新しいパートナーを紹介します

先月やって来た、新しいiMacです。

旧Macは2006年に購入後、7年間実によく働いてくれました。
ショップの運営、ブログへの投稿、情報の収集、人とのコミュニケーションなど
このMacのおかげで得たものは、限りなく大きいです。
パソコンと向かい合っている時間は長いほうだと思いますので、そのような
酷使にも耐え、大きな故障もなく、がんばって私を支えてくれました。
それでも、7年の歳月にそろそろ疲れが出始め、小さな不具合が発生するようになりましたので、
今回の買い替えとなりました。
ただの機械って言ってしまえばそれまでだけど、そんな機械にも
感謝したいと思ってしまう私は変でしょうか。

新しいiMacは、快適です。
まだお互い不慣れだけど(慣れていないのは私のほうだけ?)、
時間をかけて馴染んでいきます。
これから2人3脚で、みなさまに素敵なキルトをお届けしたいと思っています。

essay-imac

2013年07月06日

赤のアイリッシュチェーン

ふたたび、ブログからのコレクションの紹介です。

ヤフーブログ「アンティークキルトと過ごす日々」
「赤のアイリッシュチェーン」

同じパターンが重なった場合、どちらかを手放すことにしています。
(そうしないと、コレクションが際限なく増え続けてしまうので)
それで、2枚を広げて見比べて、悩むことになります。
それぞれに、いいところがあって…。

でも今回は、両方とも持っていることにしました。
上記ブログに、数枚の写真がアップしてありますので、ご覧下さい。

essay-redchain

2013年06月11日

スタッフドベリーのキルト

ブログで、プライベートなアンティークキルトコレクションの
紹介をしています。(Dee’s アンティークキルトコレクション)
あまり更新しませんので、ショップをリニューアルした時に
リンクを貼りませんでした。

これから先、リンクを貼るかどうかわかりませんが、とりあえず
今日、コレクションに加わったキルトを1枚アップして更新しましたので
ご紹介します。

詳しくは、ブログのページを見て下さい。
たくさんの方に見ていただけますように!

ヤフーブログ「アンティークキルトと過ごす日々」
スタッフドベリーのキルト

essay-stuffedberry

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